メールマガジン「やんばる妊婦の広場」北部広域情報編
平成20年2月7日号
ぐずついた天気が続いていますね。さて、今月号の目次です。
【情報編】
○市町村限定情報
○地域の感染症情報
○県立北部病院婦人科診療再開のお知らせ
【Q&A編】
○妊婦Q&A:自然分娩できないと言われました…
☆市町村の妊産婦限定情報☆
お住まいの町・村では今月は特に情報がありません。
☆胃腸かぜにご注意を感染性胃腸炎が流行しています。
また、インフルエンザの流行もまだ続いています。
病気予防の基本はうがい、手洗いです。
朝晩、外出後にはうがいをしましょう。
用便後や調理や食事前には必ず手を洗いましょう。
手を洗う際は石けんを使いこすり洗いをし、流水で洗い流しましょう。
タオルは毎回交換するか、個人用タオルを利用するのがいいでしょう。
☆県立北部病院 婦人科診療再開のお知らせ
長い間、休診していた県立北部病院の婦人科外来が2月19日(火)より再開されます。
当面は婦人科診療のみで、予約制、初診も予約が必要です。(産科は再開していません。)
予約受付日時:月〜金 午後2時〜4時
電話番号:0980-52-2719 内線2339
外来診療日:火・水・木(祝祭日をのぞく)
診療受付時間:午前9時〜11時
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----------------------------------------------------メールマガジン「やんばる妊婦の広場」Q&A編
平成20年2月7日号
【Q&A】自然分娩できないと言われてしまいました…
Q.妊娠8ヶ月です。検診で太りすぎと前に帝王切開しているという理由で、自然分娩できない、と言われました。主人以外に上の子をみる人もいないので、できれば中部の病院に入院はしたくないのです。何か情報はありませんか?
A.前に帝王切開したことがある妊婦の自然分娩(経膣分娩)は、かなり危険と考えられています。子宮を切って縫った部分がどうしても薄くなりやすく、陣痛で子宮の壁が収縮する時に薄い部分が破れる(子宮破裂)という危険性があるのです。そのため、前回、帝王切開で出産した人は、その次のお産も帝王切開になるのが普通です。陣痛が始まる前に帝王切開します。
どうしても、という人に対して万全の体制をしいて(少しでも危険な兆候があればすぐ帝王切開できるように準備して)自然分娩を試みる、ということもごく少数の施設ではされています。その場合も「いきむ」のは一回だけ、それで産まれなければ帝王切開です。
北部では現在、万全の体制をとれる施設がなく、中南部の病院であっても帝王切開後の経膣分娩を行っている施設は今は限られています。
また、太っている人では産道が脂肪のため狭く赤ちゃんの頭が通りにくいため、肥満を理由に帝王切開になることがあります。
自然分娩したい、というお気持ちはわかります。私もそうでした。一人目が帝王切開で、二人目を妊娠した時に「また帝王切開しなくちゃいけないの」と悲しくて泣きましたよ。でも赤ちゃんが元気で生まれてくるなら、生まれた赤ちゃんを自分の腕に抱けるのならそれでいい、母子ともに元気ならそれが安産、と気持ちを切り替えることにしました。私の経験では、二人目の帝王切開は一人目のときほど大変ではなく、これならもう一人産める!と今では3児の母です。
誰もが自然分娩していた頃、お産で亡くなる赤ちゃんやお母さんは決して珍しくありませんでした。70以上の方々は身近にそういう例を必ず知っています、機会があれば聞いてみてください。お産で母と子が死ぬことがないよう、産婦人科の先生たちが知恵をしぼり、帝王切開をする基準なども決めて、数十年かかってお産で死ぬ母と子が減ったのです。
あなたご自身と赤ちゃんの命を守るために、自然分娩よりも安全な帝王切開を受けられることを、お勧めします。上のお子さんについては、産前産後に保育園などに預けられる制度もありますので、お住まいの市町村役場に相談してみてはいかがでしょうか。
(回答者:「やんばる妊婦の広場」編集部 大城真理子)
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