☆妊娠判明直前の歯科治療と予防接種、だいじょうぶ?☆
Q:
市販の検査薬で妊娠反応が陽性でした。2週間前に検査した時には陰性で、
まさか妊娠していると思わなかったので、4日前に歯科治療でレントゲン撮影
と麻酔、鎮痛剤(ロキソニン)も1錠服用し、インフルエンザの予防接種も
受けてしまいました。赤ちゃんにどんな影響があるでしょう。心配です。
A:
結論から先に申し上げますと、そんなに心配することはないようです。
市販の検査薬が2週前には陰性だったようですから、妊娠のごく初期ということに
なりますが、この時期の歯科治療(頭部のレントゲン撮影、麻酔、ロキソニン服用)
は絶対に避けなければならないというものではありません。
予防接種については、もともと妊娠初期はいろいろな理由で自然流産する可能性の
高い時期なので、一般的には予防接種を避けた方がよいと考えられていますが、
受けてしまったからといって必ず流産したり胎児に障害が出るというものでは
ありません。またインフルエンザの予防接種は胎児への影響が少ないとされて
おり、妊婦への接種は禁止されていません。ワクチンによって得られる利益が
不明の危険性を上回るという認識が得られた場合にワクチンを接種する、と
されています。
まだ市販の検査薬で調べただけということですので、早めに産婦人科を受診され
ることをおすすめします。その時に主治医にも話して、定期健診で赤ちゃんの
様子を見ていくと不安が軽減されていくと思います。
なお、妊娠と薬のことや、インフルエンザのことについて、もっと知りたい方は
以下のサイトをごらん下さい。
日母おぎゃー献金基金のホームページ、妊娠・出産・産後お役立ち情報より
「妊婦の薬物服用」
http://www.jaog.or.jp/JAPANESE/jigyo/SENTEN/kouhou/kusuri.htm
日本医師会のホームページより
「インフルエンザQ&A」
http://www.med.or.jp/influenza/inqa_b.html